一般的に道路幅が大きいほど路線価格が高くなります。
つまり、道路が広くなると、土地の価格が高くなるのです。
でも、道路が広くなって悪いことがあります。
それは、車の行き来が多くなり、生活圏がおびやかされることです。
具体的には次の2つです。
①道路をひろげると商店街が死んでいく
②道路を広げたことで、子供の遊び場がなくなってきている
①道路をひろげると商店街が死んでいく
道路が広くなると、車の通りが多くなるため、商店街が死んでしまいます。
広い道路=河のイメージ
道路を広くすると河が出来てしまう。
河を渡るには、橋が必要です。
道路を渡るには、歩道橋、信号が必要です。
今まで、河がなく、広い土地だったところに河ができて通行がしにくくなるのです。
商店街では道路幅が広くなるのは悪です。
道路は狭いほうが良いです。
車は入ってこない方が良いです。
車が入ってこないほうが安全です。
「防災のため道路を広げよう」という掛け声
のもと、道路拡張が行われています。
災害時の消防車、救急車、避難通路のために広げようとしていますが、日常の生活が安全がおびやかされてきているのではないでしょうか。
考えなしの道路拡張に疑問を持っている方もいるのではないでしょうか?
道路を広げるのは都市計画の知識が必要です。
遊歩道分離がわかりやすいですが、道路拡張に伴う遊歩道分離は日本では聞いたことがありません。
今、東京都はオリンピックの掛け声とともに道路拡張が進んでいます。築地移転なども行いました。しかし、無計画では取り返しのつかないことになってしまいます。
スカイツリーで地元商店街
が死んだと言われていますが、オリンピックで東京が死んだと言われないようにする必要があると思います。