住宅設計は「コンセプト」がすべて

 
設計で必要なのはコンセプトです。
コンセプトのない建物はつまないです。
 
コンセプトを訳すると概念、主旨になります。
 
具体的には、
だれに対して、なにに対して、どのような方法をとるか
という考えで良いと思います。
 
私がコンセプトを訳すると企画になります。
 
住宅はコンセプトが間違っていなければ、お客様によろこばれます。
家族構成、家族の考え方を知る必要があります。
そして、設計者は、必要ならば、家族の考え方に反論する必要があります。
自分の考えを説明する必要があります。
家族の考え方と違うと思ったら、ためらわず、説明することが大事です。
 
もちろん、お客さんは聞き入れてくれないことが多いです。
お客さんは神様という考えがあるからかもしれません。
お金を出すのが偉いと考えているからかもしれません。
最終的にはお客さんのいいなりかもしれません。
でも、説明しておくとお客さんのためだけでなく、自分のためにになります。
 
今回の説明の仕方は良くなかった。次回はこのように説明しようと思うからです。
だから、設計者にはプレゼンのテクニックが必要なのです。
 
良いコンセプトができても お客さんに拒否されたらそれまでだからです。
 
細かい設計は、今の住宅にはそんなに求められていません。安さのほうが求められています。
下手にこだわるより、クレームのない住宅が求められています。
しかし、コンセプト住宅(私が勝手に読んでいるだけです)なら、低価格でもディテールの良い住宅を超えることが可能です。