住まいを計画するにあたり、太陽の光は大切です。
太陽の光は日射量(kw/㎡)という単位で測定します。
また、日射量には直接日射量と散乱日射量があります。
直接日射量は文字通り、太陽からの直接の光です。
散乱日射量は反射してきた日射量になります。
直射日射量と散乱日射量の和が全天日射量になります。
終日日射量は1日で受ける日射量になります。
季節により、屋根、北側の壁、東の壁、西の壁、南の壁は、終日日射量がことなります。
夏一番多いのは、屋根になります。次に東西の壁、次に南面の壁、最後が北面の壁になります。
冬は、南側の壁、水平面の壁、東西の壁、北側の壁になります。
夏一番日射量が多いのは、屋根とイメージしやすいと思います。南側の壁より東西の方が多いのも何となくイメージできます。
上は終日日射量のグラフになります
水平面は、常に東西面よりも日射量が多いのがわかります。
日射量から、窓の大きさを考えると、南側に大きな窓をつけると、夏は暑くなく、冬は暖かいとなります。
南側に大きな窓をつけると夏は暑いから嫌だというお客様がいますが、データーのうえでは、夏は、東、西の窓より、南の窓の方が、暑くない(日射量は少ない)です。