前回、不動産を高く売るコツとして、「景気の良い時期に売却すること」と記事をのせました。
つぎのポイントは
査定金額を知ることです
査定金額は相場の売買金額よりも少し高目で設定します。
正しい査定金額を知らずに広告をしても上手くいかないです。
今回の目次です
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査定金額を調べる簡単な方法は
ネットで調べることです
特にマンションの場合はネットで調べれば簡単です。
次に現調することです。
例えば、同じマンションでも、きれいな部屋と汚い部屋があります。
リフォームしている部屋とリフォームしていない部屋があります。
日当たりの良い部屋、プライバシーの確保できてる部屋、日当たりの悪い部屋があります。
5~10件調べると大体、相場は把握できると思います。
50件、100件と、多くやっても良いですが、あまり意味のないことだと思います。
査定するとき、相場を調べるときにやってはいけないこと
金融機関の査定を鵜呑みにしてはいけない
金融機関の査定は売買査定と、あまりにもかけはなれています。
実例として
2800万円の売買物件の場合
M銀行が査定してきたのは1600万円でした。
M銀行系列の不動産の査定でした。
査定方法は路線価格からの土地の計算と建物の原価法での計算です。
なぜ、路線価格で計算してきたかは疑問です。実勢価格で計算するべきなのに・・・。
建物の価値は0でした。計算上は確かにそうですが・・・。
リフォームの有無など関係ないのです。
ひどい査定です。
往々にして、銀行、金融関係の査定には気をつけてください。
相場よりも高すぎる査定を鵜呑みにしてはいけない
これも実例です。
1800万円で売買した物件
当社 S不動産会社の査定金額 3200万円
根拠は全くわかりませんでした。
3200万円→2800万円→
と売買金額がどんどん安くなっていきます。
なぜ、このようなひどい査定が出るのか?
M銀行の場合は、自分で買い取ることができると思ったからでしょう。買主もついていたのかもしれません。
安く買うために安い査定をだした。
例えば M銀行の場合は、自分のグループ会社の不動産を査定に使っています。
少なくとも、グループ会社以外の不動産会社を査定に使うべきです。
例えば地元の不動産でも大手の不動産S不動産、N不動産などで査定してもらえばよいのです。
S不動産の場合は、自分が媒介業務をとりたいために高めの査定金額をだしたのです。
気持ちはわかります。
高めで売り出ししていて、お客がついたら、売主の得にもなります。
でも、あまりにも高い査定金額は出すべきではありません。
2割以上価格の査定にずれがあったら、業者としては、はずかしいのではないでしょうか。
高めに売るポイントは、相場を把握して、少し高めの価格設定をすることです。
賃貸物件と違い、売買物件は売り手市場になっています。
特に中古物件は売り手市場です。
少し高めの設定でもお客は十分つきます。