賃貸の空室率35%について

賃貸の空室率が35%になったとニュースでながれました。

でも、空室率が増えたからといって家賃は極端には安くはなりません。
需要と供給のバランスから家賃が安くなるのと考えるのが普通だと思いますが、現実は違います。
家賃は空室率によって安くはならない。
 
なぜ、空室率が増えてもと家賃があまり下がらないかというと、部屋が1年間、3年間、5年間空いていようと、家賃を下げない大家さんはたくさんいるからです。
商売と考えていないから、需要と供給のバランスはなりたたない。
 

家賃をさげない大家さんの考え方として、

1.家賃を下げたら損をすると考えている。
1.生活できるお金はあるので、家賃を下げて人を入れる必要がない。
1.家賃を下げて、部屋に入れてからの苦情、例えばエアコンの修理などを考えたら、割にあわないと考えている。
 

空室35%の公表で打撃をうけるのが、

新築、築浅の大家さん、または、家賃保証でアパートを建てた大家さんです。
ローンの返済があるため、部屋を決めなければならない。
また、家賃保証会社から家賃の交渉がきます。
 
ただ、無理をして部屋を決めていくと、入居者の質が落ち、賃貸物件の価値が低くなってしまうので、注意が必要です。
賃貸物件の価値は不動産の立地、建物つくり、管理の仕方、入居者の質できまります。
 

賃料は空室よりも給与と関係

があると考えています。
給与が上がると家賃は上がる。給与が下がると家賃は下がる、です。